グレート・ピレニーズ
別名で「ピレニアン・マウンテン・ドッグ」とも呼ばれる。古くから存在する犬種で、血統的に狼に近い。古くより南フランスのピレネー山脈のバスク人により、広大な牧草地や山の斜面などで、家畜(羊)の群れを守る仕事をする犬として数千年の間飼われていた。かつてはルイ14世によって「フランス王室犬」に定めらていた事もあったが、20世紀までにフランス王室からいなくなり、国境近くのバスク地方で作業犬として使役されていた。その後、イギリスなどの国々からやって来た観光客などに引き取られていったが、あまり発展する事はなかった。
しかしごく一部の山岳地帯では飼育が続けられていき、優秀な血統を受けついだ犬種が残っていった。その後、愛好家達はこの犬種を発達させ、現在のグレート・ピレニーズの基盤を築いていったとされる。最近ではフランス王立法廷の公式犬にも認定された。
その気質は、広大な牧草地や傾斜の激しい山などで、家畜の群れを守る仕事に従事していた本能で、力強さと機敏さに長けている。
飼い主に対して忠誠心があり防御本能も強いので家庭犬に適しているが、抜け毛が多い事や、低い声で鳴いたりする事など飼育環境を選ぶ。
挑発したり刺激を与えなければ、非常に穏やかで大人しく、飼い主家族、特に子供に対して友好的に接する。
しかし独立心が旺盛で、やや頑固な性質もあるので、信頼できない飼い主に対しては、威圧的な態度で優位に立とうとする傾向も。
犬の図鑑 犬の種類やしつけ、特徴、飼いやすさなどをガイド
原産国 | フランス |
犬のサイズ | 体高 64~81cm |
被毛の色と特徴 | 白、白地に茶やグレーの斑点 |
容姿の特徴 | ・体高より体長がやや長く、骨格がしっかりし筋肉も程よくついた犬種。さらに厚めの被毛で覆われているため、実際の体型よりさらに大きく見える。 |
しつけ・飼い方・育て方 | ・グレート・ピレニーズの場合、超大型犬であるため、体型を維持するため毎日の運動が不可欠。しかし、過度の運動はそれほど必要とせず、ゆっくりの散歩で十分。たまにハイキングのように坂を上ったり下ったり、また寒い日や雪の日の運動をさせると良い(暑い気候は比較的苦手)。 |
かかりやすい病気 |
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